コラム

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2025.07.07

■多様化する価値観を背景にした働き方改革
第4回 看護師の働き方の多様化

看護師の働き方の多様化は、個々のライフスタイルやキャリアプランに合わせた柔軟な職務遂行を可能にします。

看護師の需要は病院のみならずいまや海外まで多岐にわたります。また、看護職のキャリアパスも広がり、専門看護師や認定看護師、教育者や研究者、起業家としての道も開かれ、私たちが看護師として自己の技術や能力を向上させるための選択肢は広がっています。

それぞれに特有の勤務形態や役割が存在し、私たちは自身の専門性を活かしつつ、個人の事情や興味に応じて職場や役割を選択できるようになりました。

「これは特別な人たちのことだ」と感じた方にお伝えしたいことがあります。
看護師として日々患者と向き合っているご自身の看護師としての「これまでの働き方」に間違いはありません。

それでも、ネット等に掲載される同胞たちのキャリアに関するインタビューを読んで、自分だけが「働き方改革」から取り残されているような感覚を得ている方はいませんか?

専門職だからこそ、自身の状況に応じて働き方の最適解を求めながらキャリア形成していくことができる社会が必要です。

しかしそれと同時に、看護師自身が、看護師として働く自分に最適な働き方を見つけ、その選択肢を広げることも働き方の多様化であると考えています。


【プロフィール】
著者:
医療法人社団 顕鐘会 法人本部看護部兼人材育成部 総看護部長
医療法人 俊榮会 法人本部看護部 看護部長
医療系組織開発人材育成コンサル Samiri-lab.LLC 代表
入学 佐美里 先生
※本コラムは、メディカルサポート便り 2024年7月号に掲載されたものです。

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