コラム

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2025.11.06

■多様化する価値観を背景にした働き方改革
第8回 看護師としての成長プロセス

皆さんには、看護師として過ごしてきたこれまでの経緯を振り返り、その成長を考えたりする機会がありますか?
院内外の研修などがその機会かもしれませんね。

その中で自身の成長を多面的にとらえ、看護師として何が成長したかを自覚することは次の成長に向けての方向づけとして大切ですね。

私たちの成長は患者によってもたらされます。唯一無二の存在である患者の個別性を私たちは大切にします。

一方で看護師である自身の成長への個別性について目を向けることはできていますか?
自身の成長は唯一無二のあなただけのものです。成長は過去の結果として得られます。

「成長したなぁ」と思う瞬間には必ずプロセスがあります。
自身の看護師としての成長へのプロセスを大切にしてください。

そして、そのプロセスを決定づけるのは自身の課題であり、そのための環境をつくるのは組織の課題です。

多様性は個別性の集合体ととらえると、個人の成長プロセスを支援する組織づくりも多様化への適応として求められているのでしょう。


【プロフィール】
著者:
医療法人社団 顕鐘会 法人本部看護部兼人材育成部 総看護部長
医療法人 俊榮会 法人本部看護部 看護部長
医療系組織開発人材育成コンサル Samiri-lab.LLC 代表
入学 佐美里 先生
※本コラムは、メディカルサポート便り 2024年11月号に掲載されたものです。

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