
コラム
2025.12.01
介護の仕事は、毎日やることがたくさんあります。利用者のケア、記録、掃除、家族への連絡、医療機関との調整、物品管理——気づけばシフトの終わりが近づき、「今日も研修の時間がとれなかった」とため息が出る。時間がいくらあっても足りない、という声を本当に多く耳にします。

「職員に研修をしなければ」と管理者やリーダーが思っていても、現場では次のような壁が立ちはだかります。
結果として、つい研修が後回しになってしまう施設も少なくありません。研修ができない理由は個人の努力では解決できない構造的な課題でもあります。
研修をしない(または不定期・属人的に行う)場合、次のようなリスクが考えられます。
たとえば…

では、なぜ研修は後回しになりやすいのでしょうか?もう一歩踏み込むと、研修の実施を阻む”3つの壁”が見えてきます。
この”3つの壁”を崩す鍵は、研修を「まとまった時間・全員集合・自作資料」から解放することです。
3つの壁を崩す方法のひとつが、学研のe-ラーニングの活用です。ポイントは「短時間」「わかりやすい」「誰でもすぐ使える」の三拍子。忙しい現場でも、日々のすきま時間を学びに変えられます。
学研の動画研修は、1テーマたったの10〜15分。休憩前、送迎の合間、申し送りの前後など「このタイミングなら見られる!」という場面で活用できます。
専門用語をできるだけ使わず、図解や具体例を数多く取り入れています。日々のケア場面でそのまま実践できるよう、ポイントやよくあるつまずきを短時間でおさえられる構成です。
1セッション3テーマほどで完結し、短い動画で少しずつ学びを積み上げていきやすいのが特長です。
内容についても”今すぐ”役立つテーマを豊富に取り揃えています。
どれも「すぐ使える」「現場あるある」に対応した内容です。
「動画研修って、特別な機械が必要なのでは?」「パソコン操作が苦手なんだけど…」そんな心配は無用です。
現場の設備に合わせて、無理なく簡単にはじめられる設計になっています。
特別な機械や難しい操作は不要。「ログインして再生するだけ」で、忙しい現場でも学びを日常のなかに組み込めます。受講しやすさと管理しやすさを両立し、研修を継続できるしくみに変えていきましょう。
もちろん、いままでの研修と組み合わせて使用することも可能です。外部研修の予習・復習として学んだり、内部研修でも先に個人でe-ラーニングを視聴してから集合研修でワークに取り組むなど、さまざまな使い方ができます。
また、学習履歴が残るしくみ(LMS)を使えば、受講状況や理解度が一目でわかり、そこから記録も容易に作成できます。監査時の証跡としても心強い武器になります。
例:3時間の集合研修×5名×年6回
→ 延べ90時間+準備10時間=計100時間
e-ラーニングで事前学習し、集合研修ではワークに取り組むなど切り分けをすれば、準備の工数や紙資料コストが削減できます。
視聴数の多いコンテンツのご紹介 ※2025年度公開テーマ
| 動画タイトル | 講師 | おススメポイント |
|---|---|---|
| 人権と尊厳を支える介護・自立に向けた介護 | 白井 孝子 先生 (東京福祉専門学校) |
介護における重要な概念を日々のケアに落とし込めるよう、わかりやすく解説しています。 |
| 虐待・身体拘束防止に向けて | 田中 とも江 先生 (ケアホーム西大井こうほうえん) |
新人介護スタッフの方にこそ学んでほしい虐待・身体拘束の知識を解説しています。 |
| 認知症の状態にある利用者の感染対策・衛生管理 ~ノロウイルス感染症を含めて~ | 井上 信太郎 先生 (有限会社心のひろば) |
明日から役立つ感染対策のポイントが学べます! |
| 介護現場の接遇・マナー | 村尾 孝子 先生 (株式会社スマイル・ガーデン) |
施設全体で接遇・マナーのレベルアップに取り組むためにぴったりなコンテンツです。 |
| ソフト面とハード面から考える転倒予防 | 高橋 利明 先生 (株式会社ビーブリッド) |
転倒に関する正しい知識を学ぶことができます。 |
※講師所属先は動画収録当時のもの
→ 教える側の準備が最小限、教わる側はしっかり理解

介護現場は常に忙しく、研修の時間を確保するのは簡単ではありません。だからこそ、研修を「イベント」として単発で行うのではなく、日々の「業務フロー」に組み込む発想が重要になります。まとまった時間や全員集合に依存しない“しくみ化”こそが、継続の鍵です。
学研のe-ラーニング研修は「短時間・わかりやすい・誰でもすぐ使える」が特長です。1本10〜15分の「学研介護サポート」は、専門用語をできるだけ使わず、具体例や図解を用いて、現場で“すぐ使える”学びを提供します。
受講方法も柔軟、現場の状況に合わせた運用がしやすい点がポイントです。パソコン・スマホ・プロジェクターに対応し、ログインして再生するだけのシンプルな操作で、ITが苦手な方でも迷わず使えます。また、受講途中で中断しても途中再開できる機能があるため、忙しい業務の合間でも利用しやすいつくりになっています。
活用されている施設も毎年増えており、研修によってサービスの向上につながったとの声も多くいただいています。
「学研介護サポート」を日々の業務に小さく取り入れ、まずは今日の10分を確保して視聴してみるというように、無理なく継続的な研修をはじめてみませんか。