コラム

2025.12.01

【学研介護サポート】
#4 “すき間時間” でスキルアップ!忙しい介護職に最適な学研の動画研修

はじめに:忙しい介護現場では、研修が”後回し”になりがち

介護の仕事は、毎日やることがたくさんあります。利用者のケア、記録、掃除、家族への連絡、医療機関との調整、物品管理——気づけばシフトの終わりが近づき、「今日も研修の時間がとれなかった」とため息が出る。時間がいくらあっても足りない、という声を本当に多く耳にします。

「職員に研修をしなければ」と管理者やリーダーが思っていても、現場では次のような壁が立ちはだかります。

  • まとまった時間がとれない
    →早番・遅番・夜勤のそれぞれで1時間以上の枠を確保することは困難
  • 全員で集まるのが難しい
    →休み・代休・急な欠勤・複数フロアや訪問での分散で集まれない
  • 教える内容を考えるのが大変
    →法改正のキャッチアップ、事故対策、認知症ケア、感染対策などテーマが多岐にわたり、資料作成の負担が重い

結果として、つい研修が後回しになってしまう施設も少なくありません。研修ができない理由は個人の努力では解決できない構造的な課題でもあります。

研修を実施できないことによって生じるリスクと研修の実施を阻む”3つの壁”

研修をしない(または不定期・属人的に行う)場合、次のようなリスクが考えられます。

たとえば…

  • 職員のスキルや意識に差が出る
    →新人とベテラン、派遣と常勤で「暗黙知」の差が拡大してしまう
  • 利用者さんへの対応にバラつきが出る
    →声かけ、移乗、口腔ケア、排泄支援などの手順が人によって違ったり、介護の質に差が出る可能性も
  • 事故やクレームの原因になる
    →転倒・誤嚥・インシデントの発生、家族説明において職員間で食い違いが起きる、ハラスメントの発生

では、なぜ研修は後回しになりやすいのでしょうか?もう一歩踏み込むと、研修の実施を阻む”3つの壁”が見えてきます。

  • 時間の固定観念(研修=60〜90分の集合型という前提が、現場運用と合わない)
  • 研修資料作成の内製依存(管理者やリーダーが資料をゼロから作る負担が重い)
  • 評価・可視化の不足(受講履歴や理解度が見えず、学習内容の優先順位が付けづらい・続けづらい)

この”3つの壁”を崩す鍵は、研修を「まとまった時間・全員集合・自作資料」から解放することです。

学研が提案する「1本10〜15分」の時短動画研修

3つの壁を崩す方法のひとつが、学研のe-ラーニングの活用です。ポイントは「短時間」「わかりやすい」「誰でもすぐ使える」の三拍子。忙しい現場でも、日々のすきま時間を学びに変えられます。

学研の動画研修は、1テーマたったの10〜15分。休憩前、送迎の合間、申し送りの前後など「このタイミングなら見られる!」という場面で活用できます。
専門用語をできるだけ使わず、図解や具体例を数多く取り入れています。日々のケア場面でそのまま実践できるよう、ポイントやよくあるつまずきを短時間でおさえられる構成です。
1セッション3テーマほどで完結し、短い動画で少しずつ学びを積み上げていきやすいのが特長です。

内容についても”今すぐ”役立つテーマを豊富に取り揃えています。

  • 新人職員向け:基礎的なケアのポイント/人権と尊厳/認知症や障害の理解
  • 中堅職員向け:実践的ケアのポイント/自立支援介護/介護過程/ACP・看取り
  • 管理者向け:職場環境づくり/医療と介護の連携/外国人スタッフとの協働/法改正情報
  • 全職員向け:身体拘束・虐待防止/感染対策/災害時の対応

どれも「すぐ使える」「現場あるある」に対応した内容です。

受講方法も簡単・自由!

「動画研修って、特別な機械が必要なのでは?」「パソコン操作が苦手なんだけど…」そんな心配は無用です。
現場の設備に合わせて、無理なく簡単にはじめられる設計になっています。

3つの受講スタイルに対応

  1. パソコンで視聴:デスクに座って集中して学習。事務所や休憩室のPCで e-ラーニングにログイン→再生をクリックするだけ。大きな画面なら図も見やすく、視聴後に確認テストもそのまま受けられます。
  2. スマホで視聴:通勤中や休憩の10〜15分で“すきま学習”。イヤホンでの視聴や、一時停止・巻戻しもでき、自分のペースで学べます。
  3. プロジェクターで上映:複数人で一緒に視聴し、そのままグループディスカッションも行えます。現場の“やり方”をすり合わせる場としても効果的です。

特別な機械や難しい操作は不要。「ログインして再生するだけ」で、忙しい現場でも学びを日常のなかに組み込めます。受講しやすさと管理しやすさを両立し、研修を継続できるしくみに変えていきましょう。

多くのご施設に学研介護サポートをご活用いただいています!

医療法人 光風会様
介護職員のスキルアップや必要な知識の習得に、業務の『すきま時間』を活用し、短時間で学べる「学研介護サポート」を2023年から実施しております。
加算関連の研修や法人内セミナーにも活用し、担当者の業務効率も大幅に向上する事ができました。光風会の理念の1つでもある「住み慣れた地域で自分らしく尊厳のある生活を続けられるよう支援」する為に全職員が楽しみながら視聴し自己研鑽していけたらと思います。
社会医療法人 公徳会 介護老人保健施設 ドミール南陽様
コロナ禍で従来の研修実施が難しくなり、学ぶ場も減少したことから、施設内での研修教材として「学研介護サポート」を導入いたしました。
全職員を対象とした介護施設の必須研修や新入職員への介護技術教育など、幅広い研修で活用しております。
個人での学習が気軽にでき、各々が適時に視聴し正しい知識を学ぶことができるので、各職員のスキルアップに役立っています。
スタッフ一人ひとりがスキルアップをすることで介護サービスの質の向上に繋がっていくと思っておりますので、施設内研修での学びをお互いに共有し、更に学びを深め現場に活かせるよう引き続き工夫しながら活用していきます。

毎日10分の積み重ねで現場が変わる!学研のe-ラーニング

e-ラーニングのメリット

  1. 時間・場所に縛られずに学習できる
  2. 何度でも繰り返し、すき間時間で視聴できる
  3. 研修内容の「ばらつき」を防ぎ、みんなで正しい知識、同じ考え方を共有できる
  1. 外部研修の費用や内部研修の資料作成負担が減る
  2. 学習履歴の記録(LMS)で管理・記録が楽になる
  3. 指導・監査対策のエビデンスにも活用できる

もちろん、いままでの研修と組み合わせて使用することも可能です。外部研修の予習・復習として学んだり、内部研修でも先に個人でe-ラーニングを視聴してから集合研修でワークに取り組むなど、さまざまな使い方ができます。
また、学習履歴が残るしくみ(LMS)を使えば、受講状況や理解度が一目でわかり、そこから記録も容易に作成できます。監査時の証跡としても心強い武器になります。

数字でみる費用対効果

例:3時間の集合研修×5名×年6回
→ 延べ90時間+準備10時間=計100時間

e-ラーニングで事前学習し、集合研修ではワークに取り組むなど切り分けをすれば、準備の工数や紙資料コストが削減できます。

学べる内容の例:「学研介護サポート」のe-ラーニング

視聴数の多いコンテンツのご紹介 ※2025年度公開テーマ

動画タイトル 講師 おススメポイント
人権と尊厳を支える介護・自立に向けた介護 白井 孝子 先生
(東京福祉専門学校)
介護における重要な概念を日々のケアに落とし込めるよう、わかりやすく解説しています。
虐待・身体拘束防止に向けて 田中 とも江 先生
(ケアホーム西大井こうほうえん)
新人介護スタッフの方にこそ学んでほしい虐待・身体拘束の知識を解説しています。
認知症の状態にある利用者の感染対策・衛生管理 ~ノロウイルス感染症を含めて~ 井上 信太郎 先生
(有限会社心のひろば)
明日から役立つ感染対策のポイントが学べます!
介護現場の接遇・マナー 村尾 孝子 先生
(株式会社スマイル・ガーデン)
施設全体で接遇・マナーのレベルアップに取り組むためにぴったりなコンテンツです。
ソフト面とハード面から考える転倒予防 高橋 利明 先生
(株式会社ビーブリッド)
転倒に関する正しい知識を学ぶことができます。

※講師所属先は動画収録当時のもの

  • 各動画は10~30分程度
  • スマホ/PCで視聴可能
  • 小テスト付きで理解度チェックも簡単

公開中のテーマ一覧はこちら

効果的な使い方:動画+OJT+振り返りの3ステップ

  1. 動画で知識をインプット+小テスト
  2. OJT+チェックリストで実技確認
  3. ミニレポート or 口頭で振り返り

教える側の準備が最小限、教わる側はしっかり理解

サービス詳細はこちら

最後に:無理なく研修できる“しくみ”が必要です

介護現場は常に忙しく、研修の時間を確保するのは簡単ではありません。だからこそ、研修を「イベント」として単発で行うのではなく、日々の「業務フロー」に組み込む発想が重要になります。まとまった時間や全員集合に依存しない“しくみ化”こそが、継続の鍵です。

学研のe-ラーニング研修は「短時間・わかりやすい・誰でもすぐ使える」が特長です。1本10〜15分の「学研介護サポート」は、専門用語をできるだけ使わず、具体例や図解を用いて、現場で“すぐ使える”学びを提供します。

受講方法も柔軟、現場の状況に合わせた運用がしやすい点がポイントです。パソコン・スマホ・プロジェクターに対応し、ログインして再生するだけのシンプルな操作で、ITが苦手な方でも迷わず使えます。また、受講途中で中断しても途中再開できる機能があるため、忙しい業務の合間でも利用しやすいつくりになっています。

活用されている施設も毎年増えており、研修によってサービスの向上につながったとの声も多くいただいています。

「学研介護サポート」を日々の業務に小さく取り入れ、まずは今日の10分を確保して視聴してみるというように、無理なく継続的な研修をはじめてみませんか。

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