コラム
2025.03.10
当院では毎月、「患者さまの声」というアンケート調査を実施しており、外来および入院患者から評価をいただいている。
そのなかで受付の態度についてのご指摘を受けた。受付は基本的には病院の顔であり、そこで対応する職員の態度によって病院の善し悪しが決定されるといっても過言ではない。
そのため急遽、接遇研修開催の旨を職員に伝達した。入職時の接遇研修は学研ナーシングサポートを活用しているが、今回はロールプレイを含む集合研修を実施した。
このように機会をとらえてすぐに行動することで病院の評価をあげることが期待できると考える。
たとえば大雪のなか、病院を受診する患者にねぎらいの言葉をかけるように、多職種協働においても相手を尊重し、ときにはねぎらいの言葉をかけることで人間関係を良好に保つことができる。
接遇は基本的マナーであり、「患者さまの声」から多職種全員が、わが身を振り返り、相手を尊重できるようにならなければならない。そのためにも、学研ナーシングサポートなどの e -ラーニングも看護師教育に役立つことだろう。
1年間コラムを読んでくださってありがとうございました。
【プロフィール】
著者:
医療法人社団医凰会 並木病院
副院長兼看護部長 認定看護管理者
高野 紀子 先生
※本コラムは、メディカルサポート便り 2024年3月号に掲載されたものです。