
コラム
2025.11.20
Tere! (テレ!、エストニア語で「こんにちは」) 本ページにご訪問いただきありがとうございます!
第4回となる今回は、本年11月2日(日)~8日(土)に開催した『第1回北欧看護事情研修旅行』の様子をご報告します。
今回は、エストニアの首都タリンの総合病院と高齢者施設の視察結果についてお届けします。現地の写真もたくさん掲載しています。ぜひ最後までお楽しみください!
※訪問病院・施設等は、募集時の予定より一部変更されております

・6:30羽田空港第3ターミナル「F」集合、
・日本航空JL47便で出発、13時間ほどのフライト
・ヘルシンキ・ヴァンター国際空港でフィンランド航空AY1025便に乗り継ぎ、エストニアの首都タリンへ(ヘルシンキ~タリン間は30分ほど)
・現地時間17:00ごろタリン空港に到着(時差-7時間:日本時間3日0:00)
・バスで移動、ホテルにチェックイン後、旧市街の中世レストラン「オルデハンザ」にてスープとサラダで簡単な夕食会を開催しました




・AM:中世の面影を残す、世界遺産のタリン旧市街を現地通訳兼ガイドのエリさんとともに観光


・PM:エストニア北部地域病院(North Estonia Medical Center:NEMC)を訪問。


→病院にIT部門があり、電子カルテの管理はもちろん院内システムの開発を年間通して行っていることや、看護師がアプリを開発したというお話、家庭医と専門医の連携をシステム経由で行っているなどのお話があり、さすがIT先進国だと感じました。
→院内にカフェがあり、なんらかの有事の際はここにベッドを設置し患者を受け入れることも想定している(現在のところ使用したことはないが)というお話が印象的でした
・AM:ピリタ・スダメコドゥド(高齢者施設)で、高齢者ケアの現場を視察。
→入ってすぐにカフェがあって驚きました(最近、利用者のためにつくったそうです)
・施設長から、エストニアの介護事情およびスダメコドゥド社の施設等の概要についてレクチャーを受け、その後、施設内を視察させていただきました
→エストニアでも高齢化が進んでおり、人材不足が課題だそうです。そのようななかで今後、スタッフ対利用者の人数比率の最低要件が変更される予定とのことで、現場では対応に迫られているそうです(どこも課題は似ているよう)
→前日のエストニア北部地域病院同様、さまざまなデジタルツールを活用されており、完全にペーパーレス化しているとのお話もありました
→帰りがけには、数人の利用者のかたが自作のお土産をもって渡しにきてくださるという嬉しい場面も!


・PM:タリン市内自由行動
→雨が降ったり止んだり、強い風が吹いたりと悪天候でしたが、トリムに乗ったり、旧市街でお土産を買ったり、ローカルのスーパーマーケットをのぞいてみるなど、限られた自由時間ながら、皆さま思い思いに楽しまれたようでした
本企画は他国の先進的な取り組みの視察や現地スタッフとの意見交換などをとおして、自施設ひいては日本の医療機関の課題解決を考える契機としていただきたいという主旨のもと、企画された研修旅行です。
次回は、研修旅行後半、フィンランドはヘルシンキの高齢者ホームと病院の視察内容を紹介してまいります。
どうぞ、またお付き合いください。
Nägemist(ナゲミスト、エストニア語で「さようなら」)





