
コラム
2025.12.23
Moi! (モイ!、フィンランド語で「こんにちは」) 本ページにご訪問いただきありがとうございます! 第5回となる今回は、本年11月2日(日)~8日(土)に開催した『第1回北欧看護事情研修旅行』後半の様子をご報告します。今回は、フィンランドの首都ヘルシンキの高齢者施設と大学病院の眼科病院の視察結果についてお届けします。現地の写真もたくさん掲載しています。ぜひ最後までお楽しみください! ※訪問病院・施設等は、募集時の予定より一部変更されております
前半 3日目までのタリン(エストニア)の総合病院と高齢者施設の視察報告については、こちらをご覧ください




・12:30 ヘルシンキ着、現地ガイド兼通訳のヨーナスさんと合流し、バスにて視察先へ




→ホテルという名前は、もともとはショートステイのみの施設だった名残。新型コロナウイルス感染症の流行時、ショートステイが禁止になり、市長と話し合いのうえ、施設の半分が長期滞在用になったそう
→サウナ浴もできる!(写真参照)
→居室にこもり孤立させないようにしているなど、さまざまな工夫もお伺いすることができました






・昼~夕方:タンミ病院 Tammisairaala(眼科病院)
・日程の都合上、11:30にホテルロビー集合。バスで病院に移動後、院内のカフェテリアでランチ
→海外の病院で食事をするという、珍しい経験ができました
・会議室で2時間ほどのレクチャーの後、院内を視察させていただきました
→タンミ病院は、ヘルシンキ大学病院(HUS)の頭頸部センターの眼科病院(同病院のあるメイラハティ地区一帯がHUSの病院エリアとなっており、診療科目ごとに建物が分かれている)。2025年5月にオープンした新しい施設で、国内でも先端の眼科治療を行っており、全国から患者が受診に訪れているそう
→看護部長格の方や現場の看護師、広報の方などから「病院概要」「看護師養成」「頭頸部センターの看護師のさまざまな専門業務」「医師から看護師への職務移管」「患者参加プログラム」「センター内のデジタル化」など、さまざまなトピックをご説明いただきました


→タンミ病院では1日85件の手術を行っており、眼科病院のため音での案内や点字ブロックなどのアクセシビリティに注力しているそうです。また、フィンランドでも看護師資格は一生涯であること、痛みが強い患者のコンサルテーションを専門に行うスタッフなど、さまざまな専門分野をもって働いている看護師についても伺いました
→また、院内制度の確立により、硝子体内注射を看護師ができるようにしたとのお話も。制度の違いもありそのまま取り入れることは難しいにせよ、新たな知見を得ることができました

→「患者参加プログラム」は、患者数名と雇用契約を結び、院内の改善点についてフィードバックをもらうプロジェクト。実際にその“患者専門家”の提案で、白い機械を見分けやすいように青いカーペットを配置したり(写真参照)、院内照明の工夫を行ったりさまざまな改善に取り組んでいるとのこと
→通訳アシスタントや、医師と患者の会話をもとにした患者記録の作成、X線画像の読影などにAIを活用しているというお話も
・充実した視察を終え、ホテルへ

・12:00チェックアウト。荷物をホテルに預け、集合まで各自昼食など最後の自由行動
・14:00にホテルロビーに集合。14:30ヘルシンキ・ヴァンダー空港着、17:30日本航空JL48便に搭乗
・約13時間のフライトを経て、日本時間14:30羽田空港着
・検査・荷物待ちもスムーズで16:00には全員それぞれの帰路へ。お疲れ様でした!
本企画は他国の先進的な取り組みの視察や現地スタッフとの意見交換などをとおして、自施設ひいては日本の医療機関の課題解決を考える契機としていただきたいという主旨のもと、企画された研修旅行です。
次回は、今回まででお伝えしきれなかった視察旅行のTIPSや参加者の感想などをご紹介できればと思います。
どうぞ、またお付き合いください。
Hei hei!(ヘイヘイ!、フィンランド語で「さようなら」)
①4日目の高齢者施設の視察後の夕食会の食事(黒パン、トナカイ肉を添えたサラダ、デザートのブルーベリーのタルトと、フィンランド名物を頼みました)




エスプラナーディ公園の国民的詩人ユハン・ルードヴィグ・ルーンベンク像

中央駅近くの広場にある、3人の鍛冶屋像

ヘルシンキ南港近くの広場の外れにある、ハヴィス・アマンダ像


