コラム

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2026.09.01

医療DXよもやま話
第6回 生成AI

生成 AI は、大量のデータを学習し、指示した内容を行う人工知能のことです。
最近、学会に参加すると生成 AI の導入やその効果についての発表をよく目にします。

医療人が負担に思う事務的業務を AI がいとも簡単に正確に処理することで、本来の業務に専念できるという期待どおりの成果を生む一方で、人間の思考を超えて驚くほど優秀に作業をこなすため、新人などは、むしろ生成 AIに教育されているような一面があるとされます。

具体的には、看護サマリーを生成 AI が作成すると、非常に読みやすく、的を射たものができるため、生成 AI に頼ってしまうと、いちからサマリーが書けない看護師が増えてしまうのではないかと危惧されることがあります。

しかしながら、まったく逆で、しっかりと作成されたサマリーを与えられることにより、看護師のサマリー作成レベル(意識)は向上するとされます。

これは、事務的な作業でも同様です。たとえば、議事録や議事要旨は、人が書くよりも生成 AI に書かせたほうが、よっぽど読みやすいものができあがります。

こうなると、いかに賢く AI を業務に取り入れるのかといった視点で仕事を再編成することが重要になります。

これからは、人間と AI との新たな関係性の構築が課題となるように感じるのは私だけでしょうか。将来は、AI とよきお友達関係をいかにつくりあげるのか、AI の機嫌を損ねないよう気づかう日が来るのかもしれません。


【プロフィール】
著者:
国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 事務部 部長
日本診療情報管理士会 会長
須貝 和則 先生

※本コラムは、メディカルサポート便り 2025年9月号に掲載されたものです。

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