2015年10月から開始された制度で、共通科目と区分別科目、領域別パッケージからなる研修です。研修を受講することで一部の医行為を、医師の発行する手順書のもと、診療の補助(特定行為)として行えるようになります。特定行為研修は、今後の急性期医療から在宅医療等を支えていく看護師を、計画的に養成することを目的としています。学研メディカルサポートは、複数の団体とともに本制度の普及に努めております。
■カリキュラムに沿った教育計画と教材、研修体制を用意する
特定行為研修は必須科目である共通科目(250時間)と、特定行為ごとに指定されている区分別科目(5~32時間程度)と領域別パッケージがあり、講義、演習、OSCE、実習などの形式が定められています。
■指定研修機関になる
特定行為研修を自施設で行うためには、厚生労働省(地方厚生局)に申請を出し、指定研修機関の認定を受ける必要があります。
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特定行為研修は高度急性期から在宅医療まで、患者の状態に応じた適切な医療を地域において効率的かつ効果的に提供することを目的としています。研修はどの受講生も共通して学ぶ「共通科目」を必須とし、特定行為区分ごとに学ぶ「区分別科目」もしくは臨床的にニーズの高い特定行為区分をまとめた「領域別パッケージ」を選択して受講します。
研修では座学で知識を学ぶ「講義」、グループワークで症例検討を行う「演習」、看護師同士や患者に対して実技を行う「実習」を行います。特定行為によっては実習を行う前に「OSCE(Objective Structured Clinical Examination)」(実技試験)に合格する必要があります。
特定行為研修を受けるすべての方が受講する必要がある科目で、6科目にわかれています。すべての特定行為に共通する、基礎的・総合的な医学知識や技能などの向上を図るための研修です。
<学研の教材の特長>
・厚生労働省が定める250時間すべて網羅
・公益社団法人 地域医療振興協会(JADECOM)監修
・臨床解剖学、臨床病理学、臨床生理学を学ぶ
・豊富な解剖図や病理写真をもとに正常な状態と異常な状態の違いを理解する
・薬理学、薬剤学をもとに薬の適応、副作用、相互作用、管理を学ぶ
・薬の検索方法、添付文書の読み方なども詳しく解説し、実臨床での適切な使用を理解する
・豊富な演習で看護師がすべき管理を身につける
・診断から治療までの流れや考え方、各種検査やエビデンスを学ぶ
・医療面接のプロが臨床推論の秘訣を詳しく解説
・症例をもとに実践的な思考を鍛える演習も豊富に用意
・主要疾患の臨床診断・治療を学ぶ
・20以上の診療科の主要疾患の原因、診断、治療を概括して解説
・在宅や救急など状況に応じたケアや治療も
・身体診察・診断学を学ぶ
・手技と手順の解説つきの実演動画17本で、頭から爪先までのアセスメントの極意を身につける
・特定行為を安全かつ適切に実施する知識と技術を学ぶ
・医療安全学では事故の分析・対応方法、安全な行為の実践、安全な体制づくりに必要な内容を凝縮
・特定行為実践では、チーム医療に必要なコミュニケーションや患者へのIC、多様な事例で連携の基盤構築につながる実践能力を身につける
特定行為ごとに、実践的な手技や考え方、リスクを詳しく学びます。21区分から必要な科目を選択して受講、もしくは診療科で実施頻度が高い特定行為を組み合わせた領域別パッケージを受講します。
・すべてのパッケージ研修に対応
・受講すべき内容が一目瞭然
<学研の教材の特長>
・厚生労働省が定める21区分すべての教材を用意
・それぞれの区分・行為に造詣の深いスペシャリストによる監修
・演習や患者に対する実技を通して高度かつ専門的な知識と技能、そして実践的な理解力や思考力・判断力が身につく
・自分の能力や施設の状況に合わせて手順書を見直し安全に特定行為が実施できる
<区分別科目>
正式名称は以下のとおりです
*: 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
**: 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
<領域別パッケージ>
†: 弊社教材の時間数です
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